YubiSwitch を使って YubiKey の誤作動を防ぐ方法
皆さん YubiKey 使ってますか?
私は YubiKey 5C Nano を使っています。
Yubico YubiKey 5C Nano Two Factor Authentication Security Key - Black - USB-C[cb]
- ジャンル: パソコン・周辺機器 > パソコンパーツ > その他記憶装置(内蔵型) > その他
- ショップ: コンビニマート
- 価格: 10,560円
この YubiKey 5C Nano はちょっと触れただけで One Time Password (以下 OTP) を発行するという物でサクッと入力できて便利な反面、困ったこともあります。
具体的には
- Slack に OTP を投稿してしまう。
- Jira のキーボードショートカットに引っかかり、新しいチケットを作成してしまう。
- Twitter のキーボードショートカットに引っかかり、通知に飛んでしまう。
などです。
今回はそれを解決します。
解決方法
この問題は多くの人が困っている問題なようで、公式サイトのヘルプに解決方法が載っていました。
Accidentally Triggering OTP Codes with Your Nano YubiKey : Yubico Support
これによれば方法は3つ
- スロット1からスロット2に移動する。
- 高速 OTP 設定を無効にする。
- YubiSwitch を利用する。
私はすべて試しましたが2は効果が感じられず、1は2〜3秒程度の長押しにはなりましたがそれでも意図せず入力されることは防げないでしょう。
なので YubiKey を一時的に無効にする3の YubiSwitch を使用することにしました。
YubiSwitch
使い方は簡単です。
1. リリースページ から最新バージョンの dmg ファイルをダウンロードして展開し、 YubiSwitch をアプリケーションフォルダにコピーする。
2. 以下のコマンドを実行し、 Product ID と Vendor ID を調べる。
$ ioreg -p IOUSB -l -w 0 -x | grep -i Yubikey -A10 | grep ’idProduct\|idVendor’ “idProduct” = 0x506 “idVendor” = 0x1050
3. YubiSwitch を起動してステータスバーの鍵アイコンから [Preferences...] を選択。
4. [YubiKey ProductID] と [YubiKey VendorID] に2で調べた Product ID と Vendor ID を入力して [OK] を押す。
※ ちなみに [Start Yubiswitch at login] にチェックを入れるとMacを再起動した時に自動で起動してくれます。
これで YubiKey を触っても OTP が入力されなくなっているはずです。
(入力されちゃっている人は再起動とか YubiKey を外して再度つけたりしてみてください。)
YubiKey を有効にしたい時はステータスバーの鍵アイコンから [Enable YubiKey] を選択すれば有効になります。
まとめ
これで使わない時は YubiKey を無効にしておけば誤作動を防げます。
もちろん使う時には有効にすれば普通に使えます。
YubiKey の誤作動で困っている人はぜひ試してみてください!